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What's Boat??
あなたはボートというスポーツを知っているだろうか。
博識な東大生とはいえ、大半の人はご存じないだろう。
ボートは艇(船のこと)をひたすら速く、強く漕いで2000mのタイムを競うというシンプルなスポーツである。
だが、シンプルがゆえに奥深い。
ただ、単に体力をつければいいわけではない。
ボートにはユニフォーミティ、すなわち一体感という、勝つために重要な要素が存在する。
上から見た時、いかにクルーの動きが揃っているかがわかる。
自分と艇、自分とクルーのメンバー、クルーとコックスが「一つになる」ことなしに艇は進んでくれない。
ボートでは1人から最大9人乗れる船があり、実際に船を漕ぐ選手である漕手に加え、漕手にコールを出したり、艇の舵を取ったりするコックスという役割が存在する。
コックスの声に鼓舞され、漕手は力を振り絞る。
ボートはある種、オーケストラのようなものかもしれない。オーケストラにおいて漕手が演奏者だとすれば、コックスは指揮者といえよう。そのくらいなくてはならない存在である。
また、スタッフも非常に重要な役割をもつ。スタッフが支えてくれて初めて最高の練習環境が整うのである。
主務の頼もしい声がクルーをレースへ送り出す。
スタッフ、コックス、漕手が一つになった時、船は見違えるほど進んでいく。
個々は己へ挑戦すると同時に仲間との絆というかけがえないものを手に入れるのである。
ボートとは「究極のチームスポーツ」といえるに違いない。
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