おひさしぶりです。少しずつ世間はコロナと日常の両立を目指して動いていると思われる今日この頃。東大漕艇部女子部でも合宿生活が部分的にスタートしています。そこで今日は、約半年の帰省を終え、部活に戻った私の素直な気持ちを書こうと思います。
まずボートに乗ったときに、「純粋に」楽しいなという感情がおそらく初めて湧いてきました。今まで楽しくなかったわけではありません。試乗会で乗せてもらった時に感想として楽しいと周囲には言ったと思います。それは、ボート自体の感覚というよりも、先輩方の雰囲気も含めての楽しい、だったなと気づきました。もちろんその時は、風を切る感覚が気持ちいい、浮遊感がすごい、とボートのみに向き合った感想も言ったのですが、やはり未知の乗り物に乗り、未体験の動きをするものだったので、正直混乱気味で、若干言葉と感覚が不一致だった気がします。当時はボートが自分にフィットするからやりたい!といった、そこまでの強い動機は湧き上がらなかったです。
しかし久しぶりに船に乗った時、楽しいという感覚が、より自発的なものに変わっていました。小さな船に乗った自分が、自分の力だけで、開放的なポンドを突き進んでゆく、そのピュアな楽しさを自分の手触りのあるものとして感じることが出来ました。
それはきっと入部してから約一年、今回ほどのブランクはなく船に乗り続けて練習していたなかで、自分の漕ぎと船の動きのすり合わせを繰り返し、自分で漕ぐということが染みついていったからだと思います。感覚を通して、この一年は無駄ではなかったんだなと気づけて嬉しいです。
楽しい、だけではやっていけない局面にもぶち当たりますが、この感覚は忘れずに持っておこうと思います。
今日の写真は、帰省中に食べた珈琲かき氷です。この夏の目標はかき氷を食べることでした。これもとても美味しかったですが、フルーティーなかき氷を食べるまでは達成したとは言えません(泣)

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