こんにちは、先日のインカレをもって引退した4年元漕手の森田です。
本当は引退式の時にみんなに手紙を渡そうと思っていたのですがちょっと照れ臭かったのでこっそりここに置いておきます。気づいた人がいたら読んでくれたら嬉しいな程度で…
下の学年から書きます。
えりこちゃんへ
佐々野さんの番組を見てCOXを知って試乗会にきてくれたえりこちゃん。07の練習を直接目にすることはあまりできなかったけど漕手志望のみんなと一緒に駒トレ、浅野杯合宿とても頑張ったね!クールに見えて本当はとても愛くるしいえりこちゃん、これからの女子部をよろしくね!
ちほちゃんへ
いるだけで周りがぱっと明るくなるようなちほちゃんの笑顔が大好きです!最初から運動がやりたい!と試乗会に来てくれた衝撃はいまでも覚えてます。これからの漕手としての活躍がとても楽しみ!みゆうちゃんと新人戦ダブル頑張って!
みゆうちゃんへ
持ち前のパワフルさと素直さで女子部に新しい風を吹き込んでくれたみゆうちゃん。上級生だらけのクルーで漕歴も浅く戸惑うことも多かったと思うけど、辛い顔一つ見せず一緒に駆け抜けてくれてありがとう!私たちは最初で最後のインカレだったけど、2年生のうちにインカレに出れた今回の経験は絶対に今後の為になるはず。京大戦インカレを経てクルーの中で確実に一番成長した!自分のジュニア期はどうだったかなと思い返すと、今のみゆうちゃんと比べて漕技も下手くそだしエルゴもぜんぜん回らないしウェイトも全然上がらないし、もし私とみゆうちゃんが同期だったらたぶん比べものにならないくらいだったんだろうなあと思うし、あと2年でどこまでいくのかすごく楽しみ。またおしゃべりしようね〜。
まおちゃんへ
まおちゃんは責任感がとても強いから外から見ていてたまに心配になることもあるんだけどその責任感があるからこそみんなから得ている信頼感は圧倒的だと思うし、自分のことも周りの人のこともとても大切にできる人なんだなって思いました。練習で疲れてしんどい時もまおちゃんとちょっと話すだけでふわ〜っと心が浄化されてました。色んなことができるからこそ周りから頼られがちになってしまうかもしれないけど、自分一人で抱え込まずにいつでも力になります!これからもマネ部屋の治安を守ってくれ…!お手紙とプレゼントありがとう嬉しかったよ💌
すずちゃんへ
誰よりも多くのことに向き合って経験して迷って悩んでここまで来たと思うけど、だからこそいまのすずちゃんがいるわけで、その積み重ねがあるから信頼してすずちゃんにラストイヤーでCOXを任せられたかなと思います!そして何より漕手として活動したいという思いがある中でも付きフォアで京大戦、インカレに出たいという女子部目標のためにCOXを続けてくれて本当にありがとう。付きフォアの練習だけでも時間的にも体力的にも大変だったと思うけど地道に自分のトレーニングを頑張ることは絶対に私にはできないし尊敬します。女子部主将としても、漕手としても、最後一年悔いのないように過ごしてもらえればと思います。
みわちゃんへ
みわちゃんは他の04よりずっと前から知り合っていたから不思議な感じだね、正直みわちゃんが入部決めてなかったら私も入ってなかった(本当に)し、私をボート部に導いてくれてありがとう!会うことはめっきり減ってしまったけど、今はお互いそれぞれやりたい道に進んでいて、それでも苦楽をともにしたことは変わりないし、J1でみんなでわいわいしてたことみたいに、またみんなで集まりたいね。
とこちゃんへ
とこちゃんは浅野杯合宿からの合流だったけど駒トレから一緒にいたんじゃないかって錯覚しちゃう。とこちゃんの発言行動にいつも楽しませてもらってたし絶対私たちより忙しいはずなのにあまりそういう顔は見せずに部活続けてた姿は本当にすごいなと思った。これからは鉄門として活動することになるけど応援してます!インカレ応援しに来てくれてありがとう!
みのりんへ
言わずもがな私のソウルメイト。いちいち考えてることが似ててツボが浅いところも似てるし、兄弟姉妹がいない私にとって本当に姉妹のようで一緒にいてすごく居心地が良かったし、ボート部員としてはいつもライバルというか目標にしてた存在!ちなみにみのりんの2000TTのベストは越えさせてもらったぜ
なおちゃんへ
なおちゃんは多分一番学業との両立に悩んでて艇庫にもこれなかったから色々悩むことも多かったと思うけど、それでもやめずにボート部にい続けてくれてありがとう!1年生のときは授業がかぶることも多かったし当時何気に一番ずっと一緒にいる時間が長かったかも。スカル合宿でなおちゃんと隣でエルゴ引いてた動画まだとってあるよ。
さっちゃんへ
初めてあったのは東商戦だったと思うんだけど、私が入部するんだって言ったときにすごく喜んでくれたのを今でも昨日のことのようにはっきり覚えていて、ポンドを駆け回る白いわんちゃんだったさっちゃんが学年が上がるにつれてどんどん逞しくなっていって、一時期私にはあそこまでのやる気は無理だなあとか思ってしまったことも正直あって(新人からジュニアに上がるくらいの時だったかも)、でもさっちゃんは自分の頑張る姿を通じて周りの人も巻き込んで頑張ろうと思わせることができる人だったから、最終的に私もフル合宿で頑張る決意ができたし、本気でボートやってみようって思うことができました。陸上をやっていたときに、さっちゃん自身は本気だったけど周りの熱量がちょっと違ったみたいなエピソード何回か聞いたことあるけど、多分ボート部ではあの時と少し違くて、言葉でなんて言っていいかわからないんだけど陸上をやっていた時とはまた別の強さみたいなものを持てるようになったんじゃないかな。一応ジュニアの時は私がジュニアキャプテンをやっていたけど、みんなを率いてさあいくぞ!みたいなことをするのは苦手だったしみんなで頑張るぞー!っていう雰囲気作りみたいなのも苦手というか慣れていないところがあって(これはほんとに自分の良くないところなんだけど、昔みんなに言ったみたいに周りが盛り上がると自分が冷静になっちゃうみたいなところ)、最後の最後まで任せてしまって、さっちゃんがいなかったらこんなに楽しくクルー作りできなかったなあと思います。あとは3年4年と東商戦でペアに乗れたのも嬉しかった、偶然というのもあるけど比較的漕ぎの癖とかイメージが似ている二人だったから割とすんなり乗りこなすことができて(もちろん色々試行錯誤したし艇速が伸び悩むこともあったけど)、もしそこが全然似てなかったらまた違う感じになってたのかもね。あの時勝つという経験をさせてくれてありがとう。4年の東商戦があったから勝つことに対する自信というか、変に臆病にならずに堂々と戦えるようになったかなと思います。
姐さんへ
初対面ですぐに人生二週目だっていうのは思ったんだけども、、笑 それはさておき、私含め周りからはそうやって人生二週目とか余裕のある感じ(だから私も姐さんって呼んでるんだけどね)に見られがちかもしれないんだけど、目の前に広がっているたくさんのこと一つひとつに誰よりも丁寧に向き合って生きているなあと感じます。言葉の節々から感じることもあるんだけど、私は目の前にいろんな選択肢があるとある程度勢いでこれだ!ってとりあえず掴みにいってしまうことが多いんだけど姐さんは言葉も、事象も、モノも、人も絶対にどれも雑に扱わないし、だからこそ周りのことも自分のことも感じ取ってあげるのが誰よりも上手なんだなあと思います。私新人とかジュニアの時とかしょっちゅう部活嫌になって泣いたりしてたけど姐さんにはすぐバレてたんだよね。大丈夫!?って駆け寄るわけでもなく隣に寄り添ってくれるのが嬉しかったし今でも覚えてます。(2年生の京大戦クルーが決まった時は同期に顔合わせるのが辛くて逃げてしまったけど、ごめん。)浅野杯で最初に女子だけでクルーを組んだのが姐さんだったけど他のクルーよりも早く川乗艇デビューしたりしたよね。3年生の時の京大戦は男子エイトが優勝した中で勝てなかったこととか姐さんも結構しんどい時期だったし自分たちもちょっと不完全燃焼感があったからきつい思い出で残ってしまってるかもしれないけど、あの時が一番漕技について本気で考えて話し合った時期だったと思う。あの時の積み重ねがあったからフォアでもっとレベルアップできたんじゃないかな。あとは休部を決めた時、多分その決断をすることすら相当しんどかったかもしれないけど、そこでちゃんと自分を大切にする決断ができたことは本当にすごいと思うしそのおかげで最後一年誰一人として欠けることなくやり切ることができました。
さっちゃんと姐さんは一緒にいた時間が圧倒的に長かったしやっぱり少し長くなってしまった笑
でもここに書ききれないくらいの本当にたくさんの思い出があって、過ごしてきた時間があって、それぞれ個性も価値観も性格も全く違うし、東大に女子はたくさんいるけどその中でこのみんなが東大漕艇部という場所に集まって出会えたことは本当に奇跡で、そう思うと今まで辛かった日々でさえなんだか愛おしく感じられるような気がします。
以前女子部ミーティングで、私は他人に興味がないし基本冷めてるって言ったと思うんだけど、そんな私でもみんなのことが大好きになれて、ボートに熱中できたのは、一緒にいてくれたのがみんなだったからだし、こんな私でも女子部に居させてくれて、本当にありがとう。
また女子部の一員として私たちをいつも見守ってくださったいつほさん、岡さん、江澤さん、前川さん、たかみさん、かおりさん、向井さん、冨田さん
また山路さん、野崎さん、LBRCのみなさんをはじめサポートしてくださったたくさんのOBOGの皆さん、
私たちのアスリートとしての体の基盤を作ってくださった和田さん、長田さん、河野さん、岩井さん
本当にありがとうございました。
女子部のサポート体制の大きさをありがたく思うと同時に、これだけたくさんの人に支えられていないとまだまだ女子部としては存続・成長できないんだと実感しました。
私がこれから東大漕艇部とどう関わっていくか自分でもまだわかっていないですが、現役自体にたくさん与えられたものを、今度は後輩たちにも与えられるようにしたいなと思います。
今までたくさんの経験と思い出をくれて、素敵な仲間に巡り合わせてくれてありがとうございました。
令和4年度対校漕手
森田葵
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