こんにちは。4年の江口です。実は私はよく「いつ見てもニコニコ」「とっても素直」と言われることが多いです。だから、辛いことを考えずにいられる質なのかと思われるのですが、そんなことはなく不安も抱えながら切り替えています。京大戦クルーの練習も始まり、クルーに自分のことをよく知ってもらうためにも、私の性質がよくわかる、お花見レガッタのメモを今更ながら共有してみます。(ブログに載せようと思っていたので敬体です。)
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お花見レガッタ
明日はお花見レガッタです。シングルスカルで出漕します。一年前もお花見レガッタは同種目で出漕しましたが、はじめての対外レースで、しかもクルーは居なくて一人。恐怖でしかなかったです。
去年の話をすると、私は本当に小心者で心配性なので、レースが怖くて怖くて。アップどうするんだろう、召集時刻までにスタートラインに行けなかったらどうしようとか。周りが速くてダントツのビリだったらいやだな。苦しくなった時にゆるめたくなったらどうしよう。でも怖いからこそ逃げたくないという自分もいて。
それでも何故出たかというと、私の4年生での最終目標はインカレで入賞することなので、3年生の時点でここまでレース慣れしていないのは致命的だと思ったからです。
ここで出ないと、インカレ目指してると言うことすら恥ずかしいよって奮い立たせて。今考えるとメントレでいう「ふさわしさ」ですね。私はよくトップ選手の当たり前や、マインドを自分に重ね合わせたりします。(実はトップ選手もレース前緊張したりミスすることはあるらしいが)
不安を挙げればキリもなかったのですが、レース当日を迎えるとやってやるぞという心持ちになりました。結局自分で出ると言ったからでしょうか。自分で決めたことに対してはやり抜く性です。
結果は1日目が3人中2位。2日目が6人中3位で(C決勝)。ゴールして見たら今までの恐怖はなんだったのかというくらい、スッキリしたのを覚えています。もっと強くなりたい!と心から思えたのもボート部に入ってはじめてでした。あの練習をしたい、ここが弱いといろんなアイデアが出たのを覚えています。普段受け身で練習していることを自覚しました。
レースは怖いものだなと思いますが、自分を大きく成長させてくれる機会です。その後学連TTや京大戦を経て、自分なりにどうしたらアップで落ち着けるか、どうしたら今から始まる孤独な2000mの旅を楽しめるか、少しずつわかってきて、やっとレースに出られるくらいの選手にはなってきたのかなと思います。
怖いものは怖いけど、そこで逃げて何もしない自分はもっと嫌だ、と思います。
レースに限らず、
TTの前、人前で話すとき、タスクに追われている時、みんなと違う方向を向いてる気がするの時など、いろんな時に逃げたくなる時はあります。
ボート部は自分の弱さに向き合うチャンスがたくさんあります。乗り越えられない自分をありのままに認めるもよし、乗り越えてみる努力をするもよしだと思います。
私はどっちもたくさん経験して、自分という人間をもっと知りたいし、好きになりたいなって思います。
それが本気になれる場所、の個人的な解釈です。
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以上です。

今年も結果としてはタイムは目標を切れたものの、C決勝3位で、暴風のなか荒れた漕ぎをしてしまいました。ですが、アップの時に強い気持ちで落ち着くことは出来ており、精神面は成長しているなと思います。京大戦クルーでもいいマインドで臨めるようにお互いのこと、知っていきたいですね。
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