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一年経てば笑い話

共通テストから一週間経ちましたね。

そろそろ私立大学の試験も始まってくる頃でしょうか。

皆さんこんにちは、女子部ブログでは2回目の登場ですね。新3年COXの青木涼です。

今回は、本番が間近に迫っていて緊張してきているであろう受験生の皆さんに勇気を与えるような話をしたいと思います。


実は、私はおそらく部員の中で最低点で東大に合格した人間です。成績開示の結果は合格者最低点からわずか3点上。センター試験(そう、私はセンター試験最後の年の受験生でした)の結果もぎりぎり8割乗ったか乗らないか、という悲惨さでした。私は部活内では成績優良者のように振る舞っているので、このブログが公開された後の部員の皆さんの反応が怖いですが、受験生の皆さんを応援するためならば、喜んで恥を忍びましょう。


センター試験の自己採点を終えた直後の私は落胆、悲嘆を通り越してもはや俗世を離れた出家僧のような心持ちでした。インターネットを検索すると、そこらじゅうに出てくる受験生の不安を煽るようなネット記事の数々。どの記事も「センター試験で8割を悠に越えなければ東大合格はない」と断言してきます。そんな記事を読み漁るなんてやめれば良いものを、検索する手は止まらずどんどん自分がネガティブになるような情報を集めて一人で落ち込んで、もう私は東大には受からないんだ、ああ、受験終わったな、と諦めと悟りの境地に至っていました。

そんな私を見かねて、叱咤激励をしてくれたのが母でした。うちの母は名言製造マシーンなので、名言がいくつもあるのですが、この時言われたのは「今は一大事だと思っていても、一年後には笑い話になっている。センターの失敗なんて大したことはない、今やれることをやれ」というような内容だった気がします。実際、当時はあんなに青ざめていたセンター試験の結果を二年後の今このブログのネタにしているくらいなのですから、その言葉通りだったと言えますね。母の言葉にシャキッと背筋が伸びた私は併願していた私大の過去問を解きつつ二次試験に向けて受験勉強を進め、晴れて3月10日に合格をもらうことができました。

受験生の皆さんの中には共通テストを終えて意気揚々としている人も、絶望している人もいるかもしれません。結果が良かった人は引き続き調子に乗って、悪かった人はこの逆境こそ自分を輝かせる最高のステージだと思って勉強を頑張ってください。

ちなみに、受験時の成績は入学後の成績と一切関係ありません。東大には進学選択という謎システムがあり、文系でも理転が、理系でも文転が可能です。私は入学後勉強を頑張って理転に成功しました。一方で、受験時は天才でも入学後勉学に身が入らなくなり、進学選択に失敗して希望の学科に入れないという例も存在します。まあ、受験でも大学入学後でも「今」を大切に、ということですかね。何はともあれ、受験応援しています。東大で、そして願わくば東大漕艇部でお会いしましょう!!


追伸

受験勉強に疲れた時は松岡修造さんの応援メッセージ動画がおすすめです。私は辛い時これを見て号泣してストレスを発散させていました。



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