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結果が出ない努力は努力と言えますか??

こんばんは、2年漕手の磯崎です。

いよいよ京大戦に向けての練習が始まりました。私が乗るクルーには先輩がたくさんいて頼もしいです。

前置きはこれくらいにしておいて本題について。今日は努力について書こうと思います。今このブログを書いているのは5限ゼミが終わり自転車で家に帰ってきて夜ご飯のロールキャベツを食べてお腹いっぱいの磯崎(23:24)です。物心がついた頃からさっきまで私は「結果が出ない努力は努力ではない」と思っていました。「流した汗は嘘をつかない」という言葉もありますが本当にそうだと思いますか?「努力をしたけど結果が出なかった」という言葉もよく聞きますね。私はそういった言葉を聞くたびに、「それは努力ではない、ただの怠慢とそれに対する言い訳だ」と思っていました。人に対してそう思うことはそんなになかったのですが、自分に対してその思いはすごく強く感じていました。結果が出ない努力を美徳とするそんな風潮がすごく嫌いでした。多分負けず嫌いなのもあるのでしょう。自分のやっていることに結果が出ないと自分の努力を全て否定していました。でも、最寄駅から自宅まで自転車で走っている時に、その考え方が100%の正解ではないと感じました。なぜだかはわかりません。が、なんか感じたので帰ってきて早々(ご飯は先に食べましたが)ブログを書いています。

なんで急にそんなこと思ったのだろうと考えてみると大きく二つ要因があるように思えます。一つは何年か前での東大入学式祝辞の言葉です。もう一つは東商戦ペアが勝利した時に話していた岡さんの言葉です。まずは一つ目について。私はこの祝辞の一部を高3の現代文のテキストで知りました(たまたま私のクラスの現代文の先生が良い文章だからとテキストに載せてくださっていたのです)。それに感銘を受けた私は受験期に何度も読み返しました。著作権とかがわからないのでここでは載せないですがざっくりいうと私たちが頑張れば報われると思えるのは周りの環境あってこそであるということを忘れないでね、って感じです。次に二つ目について。東商戦でエイト・女子ペアが勝利したので東商戦後の懇親会は結構盛り上がっていました。その中で女子部コーチの岡さんは祝福の言葉とともに東大ボート部が恵まれた環境にあることを忘れないで欲しいと仰っていました(違ったらすみません)。この二つがうまい具合に結びついたのでしょうか。自分の考えがひどく狭いものに感じました。同期に偏見の塊と言われましたが案外あっているかもしれません。もちろん自分の考えが全て間違っていたわけではないしこれくらいの強い気持ちが必要だと思います。でもそれを人に対しても強要してしまっていたことにすごく反省しました。結局私は環境の有り難さに気づけていなかったのでしょう。それを気づかせてくれた方々には感謝しかないです。特に岡さんはすごくすごくすごい人です。岡さんに出会えてよかったです。なんというか全ての面で尊敬しかないです。。。


また長くなってしまいました笑 結果が出ない努力は努力と言えるのか、その問いに対してそんなことはない、と言えるように変わろう!ということではないような気もします。人はそれぞれ感性が違うし誰一人として同じことを考えている訳ではないし、世界が面白い理由はそこにあると思うので。でも少なくとも自分の考えが良くて他はだめ、と切り捨てることはよくないかなって思いました。これからも周りへの感謝を忘れずに日々頑張っていきたいと思います。周りの痛みに気づけるような、無意識に人を傷つけてしまうことがない、そんな大人になりたいなと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました!


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